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自社開発の避難管理アプリ「Evac Navi」~倉敷まきび支援学校様との引き渡し訓練で見えた”日常に溶け込む防災”~

はじめに

今回のテーマについて

当社は「make a smile by ICT」を掲げ、ICTを通じて地域の安全・安心を支えるサービスづくりに取り組んでいます。
本コラムでは、当社が自社開発した避難管理アプリ「Evac Navi(イーバックナビ)」を取り上げ、岡山県立倉敷まきび支援学校様と実施した実証実験を兼ねた引き渡し訓練の様子と、そこから見えてきた気づきをご紹介します。

災害時、学校現場では「児童・生徒が今どこにいるのか」「誰に、いつ引き渡したのか」といった情報を、緊迫した状況の中で正確に把握し続けなければなりません。とりわけ支援学校では、一人ひとりの特性に寄り添った、より丁寧な対応が求められます。
Evac Naviは、こうした現場の負担を減らし、児童・生徒の「命と安全」を確実に守ることを目指して開発を進めてきたアプリです。

避難管理アプリ「Evac Navi」とは

Evac Naviは、災害発生時に「命を守るナビゲーター」として避難行動をサポートするアプリです。支援学校での利用を想定し、児童・生徒向け・教職員向け・保護者向けの機能を一つに束ねている点が特徴です。

児童・生徒向け:音声案内付きの「きょうのよてい」や、アイコンをタップして
        今の気持ち・体調を先生に伝える「きもちをつたえる」、
        QRコードを読み取るだけで所在確認が完了する
        「せんせいにみせてね」など、普段使いできる機能を用意しています。

教職員向け:児童・生徒の所在を「学校・避難中・避難所・車両・引渡済」
      の5つのステータスで見える化し、状況が刻々と変化する現場でも
      確認漏れを防ぎます。

保護者向け:児童・生徒の現在地と安否をリアルタイムに共有し、お迎え情報の
      事前登録や緊急連絡先の集約にも対応します。

平時から親しんで使える設計にすることで、緊急時にも戸惑わず操作できる――「日常に溶け込む防災」という考え方が、このアプリの根底にあります。

倉敷まきび支援学校様での引き渡し訓練

このたび、岡山県立倉敷まきび支援学校様のご協力のもと、Evac Naviを活用した実証実験を兼ねた引き渡し訓練を実施いたしました。

本訓練では、災害発生時を想定し、児童の安否確認から避難誘導、保護者への引き渡しまでの一連の流れを通して検証しました。単なる機能デモではなく、実際の現場に近い状況の中でアプリがどのように機能するのかを確かめることが目的です。

その結果、各機能が円滑に動作し、現場においても高い有用性が確認されるなど、期待していた効果を実証することができました。緊迫した場面でも、担当者が迷わず状況を把握し、次の行動へ移れることを確認できた点は、大きな収穫でした。

訓練で見えた「引き渡しの事前登録機能」の効果

今回の訓練で特に効果を実感したのが、引き渡しに関する事前登録機能です。

災害時の引き渡しは、「誰が」「どこへ」お迎えに行くのかを、混乱した状況の中で確認しなければならず、紙の名簿による転記ミスや二重チェックの手間が起こりやすい場面でもあります。
Evac Naviでは、お迎えに行く人やお迎え場所をあらかじめ登録しておけるため、いざという時にもスムーズかつ確実な対応が可能です。加えて、引き渡しの状況をアプリ上で瞬時に記録し「誰に・いつ引き渡したのか」を共有できるため、確認漏れや行き違いを防ぐことにもつながります。

この機能によって、安全性と利便性の向上に大きく寄与できることが確認できたことは、今回の実証の中でも大きな手応えとなりました。

「日常に溶け込む防災」という設計思想

防災訓練は、いざという時に体が自然と動くようにするための備えです。しかし、特別な操作を覚える必要があるツールでは、緊張する災害時にかえって混乱を招きかねません。

Evac Naviが大切にしているのは、普段使いで慣れておくことこそが、災害時の最大の備えになるという考え方です。
「きょうのよてい」で一日の見通しを持ち、「きもちをつたえる」で日々の気持ちを共有し、「せんせいにみせてね」で登校時にチェックインする――こうした日常の延長線上に避難行動が位置づけられているため、緊急時にもパニックにならずに操作できます。

支援学校の現場で、児童・生徒が親しみながらアプリに触れられることは、防災の実効性を高めるうえでも重要な意味を持つと、あらためて実感しています。

今後の展望

今回の実証結果を踏まえ、当社ではさらなる機能追加および操作性の向上を図ってまいります。より多くの現場で、教職員・児童・生徒・保護者の皆様に安心してご活用いただけるサービスへと進化させることが目標です。

引き続き倉敷まきび支援学校様をはじめとする教育現場と連携しながら、実際の声を反映した改善を重ねていきます。

おわりに

災害はいつ起こるか分かりません。だからこそ、平時からの備えと、緊迫した現場でも「焦らず、迷わず、確実に」対応できる仕組みが求められます。

当社はこれからもICTを通じて、地域の安全・安心を支えるサービスの開発に取り組んでまいります。Evac Naviの導入に関するご相談やデモのご依頼は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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